東京で注文住宅を建てる際に気になるのが価格。
では、土地のありなしによって、どれだけ価格帯は変わるのでしょうか?
ここでは、土地の所有により注文住宅の価格の違いを説明します。
土地の有無による注文住宅の価格の変化
住宅金融支援機構によると、2015年度の首都圏における注文住宅の購入費用(土地代なし)は、3,586万円ほど。世帯年収720万円以上、毎月のローン返済額は11万円ほどといったお客様が多いです。
対して、土地を所有していない場合は、4,666万円。1,000万円ほど上がります。土地の取得費用がかかるため、主なお客様層の世帯年収や毎月のローン返済額も、すでに土地を所有している人たちより上がる傾向にあります。
また注文住宅を建てるうえでは、土地代・建設費以外にも、ローンの金利や不動産の登記費用などさまざまなお金がかかります。それら諸経費は土地代や建設費用の約2割かかるといわれています。例えば、2,500万円の注文住宅を建設するとしたら、500万円近く別途諸経費がかかってしまうのです。
注文住宅を建てる際は、それらの費用がかかることも考慮したうえで、資金計画を立てましょう。
建設費用別注文住宅のタイプ
一口に注文住宅といっても1,000万~1億円以上まで価格帯はさまざま。
ここでは、特に購入者が多い1,000万~4,000万円の注文住宅の内容を紹介します。
〇1,000万円台の家
外観や間取りもシンプルで、全体的に低コストでつくられています。材料費などもできる限り抑えて、とにかく低予算で完成させることを目的としています。
〇2,000万円台の家
予算が1,000万円台より増えてくるため、少しずつ自分たちの個性を出せるようになります。お金のかけ方によって、どのような家ができるかは一概にいえませんが、家づくりの希望をそれなりにかなえられる価格帯です。
〇3,000万円台の家
3,000万円台前半は平均的なグレードと広さ、後半になると平均以上に立派な家を建設できることが多いです。コストを抑えるところは抑えて、かけるところはしっかりかければ、かなり自分たちの希望に沿った家を建てられます。
〇4,000万円台の家
予算にかなり余裕があり、さまざまな理想や夢をかなえられる価格帯。家へのこだわりが強い人はぜひ4,000万円以上の予算を確保することをおすすめします。
まとめ
土地の有無によって変わる、東京での注文住宅の価格の変化を紹介しました。
土地のありなしや、建設費用によって、一口に注文住宅といっても、価格帯や内容は大きく異なります。
ぜひ必要な予算を確保したうえで、憧れの注文住宅を建ててみましょう!