東京の高級注文住宅を建てる場合、気になるのはどれくらいの価格がかかるかという点です。特に、地下室を建てる場合は、何に費用がかかるのか想像がつかないため、予想をつけるのも難しいでしょう。
今回は、東京で高級注文住宅を建てる上で、地下室を作る場合は、どれくらいの価格が
東京で高級注文住宅として地下室を作る時にかかる費用
東京で高級注文住宅として、地下室を設計する場合、かかる費用は主に2種類から計算されます。それぞれ、どのような費用なのか、詳しく紹介していきましょう。
1.土を掘るための費用
高級注文住宅として、地下室を作る場合は、「土を掘る費用」がかかります。
地盤が道路より高いところにあり、横方向に掘るのか、地盤が道路とフラットな土地に垂直に地面を掘っていくのか、状況によってかかってくる価格が異なるのが特徴です。
2.設備の設置費用
地下は地面の中に埋まっているため、水分にさらされることになります。
そのため、防水工事費用がかかるのが特徴です。また地下にトイレや手洗いを設けた場合には、汚水を排出するための排水ピットと排水ポンプなどの設備設置費用が必要になるでしょう。
地下室を作る場合、用途や立地などを加味するため、決まった相場がないのが特徴です。そのため、事前に設計事務所に建築予定の土地を見てもらい、どれくらいの価格がかかるのか、確認してもらうことが大切になります。
高級注文住宅として地下室を作る場合の価格相場
東京で高級住宅として地下室を作る場合、かかる価格は条件によって異なります。
その中でも、価格相場として考えられる金額を紹介していくので、参考にしてみてください。ただあくまで参考なので、その通りの金額になるとは限らないので注意しましょう。
1.ボーリング調査費用
地下室を作る際に、土地の性格な土壌調査を行う必要があります。
そのためにボーリング調査を行うのが、地下室を作る際に費用として発生するでしょう。土地の強度や地下水の位置を調べることが主な調査理由となります。
ボーリング調査費用としては、35万円ほどかかるでしょう。
2.構造計算費用
地上だけ建物を建築するのであれば、構造計算は簡略化しても問題ないとなっているため、構造計算費用はかかりません。しかし、地下室を設計する場合には、構造計算費用が発生します。
構造計算にかかる価格としては45万円ほどかかることがあるでしょう。
3.山留工事費用
地下室の場合は、土を掘り抜く時に、安全に工事を進めなければいけません。
そのため、山留工事費用が発生することがあります。周囲の地盤が崩れないように、太い鉄骨のH鋼を打っていくので、費用が大体200万円ほどがかかる可能性があるでしょう。
4.堀った土を捨てる費用
地下室を作るためには、不要な土が発生します。発生した土は捨てる必要があり、その際に費用が発生するのが特徴です。土を捨てる費用としては、200万円ほどがかかることがあるでしょう。
5.防水工事費用
地下水や土壌からの水分が、コンクリートなどに染み込まないように、防水工事を行うことは地下室を設計する上では重要です。アスファルトやウレタンをコンクリートに吹き付ける費用がかかり、80万円ほどかかる可能性があります。
6.ジメジメ対策
地下は水分を含んだ土壌が多いため、ジメジメとすることがあります。そのため、断熱工事を行い、除湿器や熱交換器も設置する必要があるでしょう。
断熱工事の費用が35万円ほど、除湿器と自動排水システムの費用が45万円かかります。熱交換器については、25万円ほどかかることがあるでしょう。
7.ドライエリアの費用
換気を行う手段としても活用されることがあるドライエリアを設ける場合、サッシ代や雨水を留めておくピット、排水ポンプ、グレーチング蓋など、150万円ほどの費用がかかることがあるでしょう。
東京で高級注文住宅として地下室を設ける場合は価格が高い
基本的に、地下に部屋を設けることは作業代や設置費用代が高額になることが多く、一般的な建築物よりも価格が高いのが特徴です。
今回紹介した価格の相場は、あくまでも参考で、立地や状況によっては金額が変動することがあります。まずは地下室を作りたいということを設計事務所に相談し、見積もりを出してもらうことが先決です。
東京の高級注文住宅として地下室を作る場合は、かなり価格が高くなることが予想されるので、事前に予算を十分に確保しておく必要があります。
地下室を作って充実した趣味の部屋を設けよう
東京で高級注文住宅として、地下室を設ける場合、価格は高くなります。しかし、それほどの価値が地下室にはあるので、充実した時間を過ごすためにも、趣味の部屋を地下室に設けてみてください。
誰にも邪魔されない空間を地下室で作ることで、日頃の疲れを癒すことができます。どのような設計を施したいのか、設計事務所に相談し、理想的な地下室作りに励んでいきましょう。
地下室は音漏れがほとんどないので、有効活用すれば快適な空間を作ることができます。