今回は、「親子2人の住まい」のコンペプレゼンテーションをレポートします。
早速、各建築家の提案を見てみましょう。
1人目は、空間計画研究所5 の中町先生の提案です。
ヒアリングの際の施主の考えを見事に再現しました。
キッチンやトイレなどの水まわりは最小限にコンパクトにまとめ、
階段もリビング階段としてその分のスペースをリビングに取り込みました。
1階の母親スペースはタタミスペースを腰掛として活用して、
こちらも無駄な動線のない空間を提案しました。
2人目は、一級建築士事務所commaの神田先生の提案です。
神田先生のプラニングは車を道路と並行に駐車させることで、
真四角な空間を作り出しました。
2階はまさしく1フロア。
スクエアな形状がさらに開放感を感じさせるプラニングでした。
3人目は、GOOG建築設計室の後藤先生の提案です。
中庭スペースを設けることで外部空間を取り入れる提案です。
2階スペースは中庭によって居室が分断されてしまうデメリットがありますが、
「分断されるスペースにトイレ、バスルームを移動できれば」という、
施主の要望を叶えられればLDKの広さを有効的に感じさせることができます。
今回も、3名の建築家による3様のプランが提案されました。
次回のコンペレポートにもご期待ください。
ベルクハウスの建築家と創る注文住宅