今回は前回ご紹介した少し特殊な条件で行われたコンぺのプレゼンテーションを
レポートします。
早速ですが、各建築家のプレゼンテーションを順番にご紹介いたします。
まずは沖野充和建築設計事務所の沖野先生
通路から見える玄関エントランス部分はしっかりと視線を意識したシルエットに仕上げ、
2階のLDKは南の眺望を活かすべく大開口と広めのウッドデッキに。
ポイントはLDKの中心に階段を配置したことで、全体にひとつの空間でありながら、
階段により各スペースが程よく仕切られた心地よい空間が出来上がりました。
続いて高塚章夫建築設計事務所の高塚先生
こちらは今回の3名の中で一人だけ1階にLDKを配置したプランニングとなりました。
印象的なのはLDKの中央の螺旋階段。
こちらが建物の中心になり、2階も部分も螺旋階段特有の開放性を活かした、
壁で部屋を仕切らない間取り構成となります。
建築家の個性が光る魅力的なプランニングとなりました。
最後はGOOG建築設計室の後藤先生
こちらは2階LDKで合理的に間取りを配置したプランニングとなりました。
そのため、LDKの広さが確保され、暮らしやすそうな無理のない印象となりました。
水面だけではなく西側にも開口をしっかり取った眺望の優れたLDKです。
外観は窓の配置や軒の出でしっかりと個性を出したスタイリッシュな外観をつくり出しました。
今回はLDKの階層も異なるプランイングが提案されました。
1階LDK,2階LDKは立地条件により、どちらがよいか判断が難しい場合がありますが、
建築家の考えを確認すれば自ずと答えも出るはずです。
コンペのメリットを活かした住まいづくりが今後も進んでいきます。
ベルクハウスの建築家と創る注文住宅