皆様こんにちは。
本日はひなまつり。街中でもお雛様の装飾を見たり、曲を聴いたりすると春の訪れを感じられますね。いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は「物を見せないホテルライクな住まい」<後編>をお送りいたします!
お施主様のご要望は以下の通りです。
・物を隠して収納できるようにしたい
・生活感がなく、物がない空間が理想
・内装はホテルライクが好み
・スタディースペースをつくりたい
・LDKは2階に。吹抜けで3階と会話ができるようにしたい
・主寝室やリビングの壁はプロジェクターの映像を投影できるようにしたい
・コートも掛けられるようなSIC
それでは3 名の建築家によるコンペプランをご紹介いたします。
1.有限会社ラスティック建築研究所 河野先生
河野先生のプランは階段を中央に配置し、回遊できる動線が便利です。しかしながら階段まわりの壁や手摺をガラスにすることで視線が抜け、開放的な印象です。玄関収納やライブラリー、パントリーは扉を閉めておけば中が全く見えないのでお施主様の理想的な物がない空間が実現できそうです!
2.株式会社bond 上村先生
エントランスの壁は扉と同じルーバーデザインにすることで何処が壁で、何処が扉なのか分かりません…!物だけでなく部屋の入り口も隠して生活感がない空間をつくりあげています。2階はスタディースペースやパントリーを全て北側にまとめているので、南側の壁面を贅沢にプロジェクター用に利用できます。
3.有限会社中尾英己建築設計事務所 中尾先生
ガレージ上部の空間を小屋裏収納にして空間を有効的に活用しています。2階のキッチン家電はバックヤードに置き場をつくり、リビングやダイニングからは家電が見えないように工夫されています。2階南側の吹抜けは3階とのコミュニケーションがとれるだけでなく南からの光も取り込みます。
以上3つのプランが出揃いました。お施主様のご要望を取り入れながら建築家のアイデアが詰まった三者三様のプランでしたね!
次回もどうぞお楽しみに!