皆様こんにちは。
今年の春は夏日になるような日もあり、あっという間に過ぎてしまったような感じがしますね。いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は「変形地に建つ二世帯住宅」<後編>をお送りいたします!
お施主様のご要望は以下の通りです。
・1階と2階の上下分離型の二世帯住宅が希望
・物が多いので収納を多くしたい
・タイルと木を組み合わせた内装
・変形地を活かした面白みのある間取りにしたい
・中庭やバルコニーはプライバシーが守られた空間にしたい
それでは3名の建築家によるコンペプランをご紹介いたします。
1.株式会社インターセクト 横川先生
変形地を活かしたユニークな形のプランをご提案くださいました!中央に配置されたパティオは1階のベッドルームやLDK、洗面に明るさをもたらします。開放的なパティオと対照的に東側のテラスは壁に囲われておりプライベート感たっぷりなので用途によって使い分けることができます。2階LDKはパティオを囲むように配置し、プランベート間を高めつつ、開放的な空間になっています。MBRまでの通路をWICとして利用する等、限られた空間を最大限活用する建築家のアイデアが詰まっていますね!
2.GOOG建築設計室 後藤先生
1階のパティオと2階のテラスは上下で空間が繋がっているため、各階の雰囲気が伝わるようになっています。玄関はすぐに玄関ホールに繋がるお客様用と、SICを通る家族用に分かれています。SICは靴だけでなくガレージ用品やお子さんのおもちゃなども収納できる容量があります。1階、2階の各部屋には2メートル以上の幅をもつ収納が備わっており、3階の子供部屋にはなんとお部屋ごとにWICがついています!それ以外にも廊下や洗面室には壁面を利用した収納がいくつもありますので収納を多めにご希望されていたお施主様のご要望がばっちり叶えられていますね!
3.仲摩邦彦建築設計事務所 仲摩先生
仲摩先生は唯一2階建てのプランをご提案くださいました!建物の中心に外部空間を設け、それを囲むように建物が建っています。4面建物に囲まれているのでプライバシーは全く気になりません!屋上へは2階のテラスから階段を上ってアクセスします。子供部屋やスタディースペースは天井高が高く、ハイサイド窓から光が差し込むように工夫されており、北側に配置されていても明るさはしっかりと確保されています。外壁面に出てくる窓はほとんどありませんが、中に入ると非常に開放的な造りになっているのが特徴的ですね。
以上、3つのプランが出揃いました!いかがでしたでしょうか?
実際の建築家コンペでは模型も使いながら建築家が直接ご自身のプランをご説明してくださいますので、より立体的に建物をイメージすることができます。
少しでもご興味がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ!
次回もお楽しみに!