COMPETITION REPORTS

「ゲストを招きやすく、マンションのような眺望を楽しむ住宅」<後編>

2018-08-23

皆様こんにちは。

お盆が過ぎ、夏もいよいよ終盤ですね。いかがお過ごしでしょうか。

 

今回は先週に引き続き、「ゲストを招きやすく、マンションのような眺望を楽しむ住宅」<後編>です。

 

お客様の要望は以下の通りです。

・マンションのような眺望の住まい

・一体感を持たせつつ、リビングとダイニング・キッチンを分けたい

・ゲストルームを付けたい

 

それでは早速、3名の建築家の先生方によるコンペプランをご紹介致します。

 

①ラスティック建築研究所 河野先生のプランです。

暗くなりがちな玄関は、全体的にホワイトで統一し上部にはトップライトを設け、明るく爽やかな空間に計画しています。

2階のLDKは、リビングとダイニングで天井高を60㎝変え、空間に変化をもたらす工夫がされています。

また、螺旋階段で繋がるルーフバルコニーは約10帖の広さでBBQなども楽しめます。

 

②小林真人建築アトリエ 小林先生のプランです。

2階のLDKは、道路側には開口がほとんど無く、生活感を全く感じさせません。

ダイニングの天井高は240cmなのに対しリビングは410cmと変化を付け、プライバシーを確保しながら開放感と採光を存分に感じられるプランです。

また、リビングの床の一部を70㎝かさ上げすることで、将来隣地に高い建物が建つ場合にも眺望を保つことができる提案がなされています。

1台分を居住スペースにあてられる機械式駐車場も特徴的です。

 

③イオンアーキテクツ設計事務所 池田先生のプランです。

地階にはガラス張りで中を確認できる多目的ルームとゲストルームを設け、ゲストを招きやすい空間作りがされています。

2階のLDKは、間にルーフテラスを設けることで一体感を感じつつ、空間を分けることが可能です。

また、天井高450cmの勾配屋根と南側に大きく開口部を取ることにより、たくさんの光が降り注ぐ明るく開放感のあるLDKの計画です。

 

以上、3名の先生方によるプランが出揃いました。

いかがでしたでしょうか。

風の通り抜けの方向性、眺望の提案などの仕方も様々です。建築家の先生方の個性が感じられますね。

 

次回もお楽しみに!

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