前回に引き続き、今回は3名の建築家によるコンペプレゼンテーションをご紹介したいと思います。
お施主様のご希望を取り入れ、さらに、各建築家の自由な発想が取り込まれたプレゼンが期待されます。
早速、建築家のプラン提案を見てみましょう。
■GOOG建築設計室 後藤先生
後藤先生の提案は、大きなウッドテラスで外部との繋がりを創り、中庭で外部を家の中の空間として
取り入れ、庭を身近なものにしています。また、吹抜けを設け家全体に一体感を持たせています。
キッチン・パントリー・洗面・サービスヤードをまとめ、家事動線もコンパクトになっています。
さらに、12帖の小屋裏空間もあります。
■空間計画研究所 中町先生
中町先生の提案は、これぞ建築家というプランです。四角と三角のファサードが平面的にも立体的にも
交錯しています。LDKは庭で挟まれ、自然に囲まれています。また、リビングを少し高くしスキップフロア
とし、吹抜けを設け、2階の空間との繋がりを持たせています。
和室は少し離れた庭の見える場所に設けてあります。
キッチン・パウダールーム・食品庫・テラスの動線も配慮しています。
■シゲルヒラキアーキテクト一級建築士事務所 平木先生
平木先生の提案は、リビング・吹抜けを中心にプランニングされています。庭との繋がりのあるテラス、
一体的に使える和室がリビングをさらに広い空間にしてくれます。
キッチンの後ろには、WIC・サンルーム・洗面・パントリーがまとめられ、効率的な動線になるよう配慮
されています。
また、小屋裏部分には13帖のロフト・キャットウォーク、ルーフテラスが設けられています。
今回も様々なご提案、アイデアのあるコンペとなりました。
お施主様の望む意図を各建築家がコンペプラン提案という形でご提案いたしました。
人それぞれに個性があるように今回のプラン提案も沢山の可能性を見つけることが
できたと思います。